2010年5月21日金曜日

5月例会の報告

5月の風景スケッチ会は、あいにくの雨の中でしたが、予定通り実施しました。決行するかどうか微妙な空模様だったのですが、結果的には描きに出かけて良かったかと思います。

雨の中では絵が描けないと誰もが考えるのでしょうが、見方を変えると「雨の日でないと描けない絵」もあるように思います。わざわざ雨の日を選んで行くことも無いわけですが、出かけてみたら雨が降ってきた。そんなときも良くあります。
天気は自分の思い通りにはなりませんが、絵の対象である自然の風景も似ているところがあります。自分がぜひ描きたい思うような風景が目の前に無いときに、どうしますか。それが見つかるまで、探し回って見つけますか。それでも、見つからなかったらどうでしょう。
自分好みの場所や風景を探して描くだけでなくて、目の前にあるもの、パッと目に入ってきたものを素直に受け入れて絵に描いてみる。それなら迷うことも無く、いい場所を探し回って足を棒にすることもありません。
絵にする対象は、自分の身近なところにあるわけですから、思い通りにならない天気を受け入れて描いてみるのも一つのやり方ではないでしょうか。

そんなわけで、今月のスケッチ会では、皆さん普段だったら敬遠しがちな天気の中で、対象と自分の絵に向かわれて、貴重な時間を過ごしました。雨のしずくが画用紙を塗らして、ダーマートグラフもペンも滑ってしまい、思うような線が描けないこともありました。彩色も雨を含んだ画用紙と溶け合ったような画面になった方も多かったように思います。

それでも、皆さん雨の中で熱心に手を動かして、とても雰囲気のある絵が出来上がりました。

2010.5.19.  東村山市廻田町付近の丘で










































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